訪問診療と往診、そしてお看取り

当院では開院以来、通院困難な高齢者や障がい者に対して、訪問診療を行っています。訪問診療とは毎月、定期的にご自宅ないし入居施設に訪ねて行き、診察をするものです。往診とは、体調不良になったが事情で受診に来れない患者さんの家に随時診察に行くものです。看護師も同行します。当院の1カ月の訪問診療は80件、往診は5-6件程度です。さすがに遠方までは行けないので、旧浅科村、岸野地区、布施地区を主な対象としています。高齢者の入所施設管理も2か所行っています。ご高齢の方の訪問診療の先には、お看取りがあります。高齢化が進んだ現代では、自宅ないし施設でお亡くなりになる方の病名は大半が老衰であり、自然死です。ケアマネジャーや訪問看護師の協力を得ながら、最期を丁寧に看取ってゆくことは、開業医の重要な仕事と考えています。開業以来、お看取りさせて頂いた患者さまは106人（令和5年9月時点）に登っています。通院困難な方、そのケアマネージャーさんのご相談を承ります。