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- リハビリテーションを受けるには
最近、転びやすくなった。老化予防のため、リハビリテーションをお願いしてみようか・・・
幸いにも軽くてすんだ脳梗塞。歩けるようになったけれど、以前より遅いし、ぎこちないように思う。リハビリテーションを続けた方がいいのかなあ・・・
リハビリテーション医療は心身の「不自由」を対象にしていますので、多くの病気やケガ、加齢による衰弱などに対応しています。けれども、「保険診療」で行われるために、リハビリテーションを受けるにあたって、いくつかのルールを理解する必要があります。まず、医師の診察を受け、どんな不自由が問題なのか評価を受けます。その障害に対して、リハビリテーションが有効であると考えられ、本人が希望する場合にリハビリテーションが行われます。リハビリテーションの頻度や時間は、医師と相談して決定します。そして専門職である訓練士(理学療法士・言語聴覚士)が担当者として決まり、リハビリテーションが開始されます。空いていればその場でリハビリテーションが受けられることもありますが、混んでいる場合は予約して再度来院していただきます。したがって、初診の患者様が電話で直接リハビリテーションの予約を入れることはできません。まずは医師の診察を受けるところから始まるのです。
また、リハビリテーションを受けるときは、いつも医師の監督(再診)が必要です。将来はわかりませんが現時点では、医師不在の間、医療機関でリハビリテーションを行うことはできません。
リハビリテーションは月に260分なら期限をこえてリハビリテーションを受けることが可能となっています。リハビリテーションを長期に続けるのであれば、その作用や意義を医師・訓練士・本人家族とよく確かめあいながら行うことは大切です。
リハビリテーション医療のだいご味は、「チーム医療」です。当院では理学療法士・言語聴覚士と、日本リハビリテーション医学会認定リハビリテーション科専門医である私と、患者様本人とのチームで、不自由の軽減と克服に努めます。